夫婦で考える!
着床前診断は受精卵を取り出して診断するため体外受精になります。そのため次のような段階を追って行っていきます。

  1. 排卵誘発剤で卵胞を育てる
  2. 女性から卵子、男性から精子を採取する
  3. 採取した卵子と精子を受精させ受精卵を育てる
  4. 育った受精卵から一部の細胞を取り出し検査する『着床前診断』
  5. 診断後受精卵を子宮へ戻し着床を待つ


全てにかかる時間は人によって異なりますが、早くても2か月、長ければ数か月かかると言われています。しかも体外受精による妊娠率は30%前後と言われています。受精卵を子宮に戻したからといって100%妊娠するわけではないのです。何とも酷な話ですがそれが現実なのです。

着床前診断は誰もが受けられるかというとそうではありません。対象となる人は限られていて習慣として流産を繰り返している人、人工授精を行う不妊症の人、転座などの染色体異常を持っている人で担当医が認めた人に限ります。また着床前診断はどこのクリニックでも受けられるものではありません。実施しているクリニックを受診し、さらにそのクリニックを通して日本産婦人科学会に申請しなければならない事もあります。

費用についは着床前診断及び体外受精それぞれの費用が必要になります。健康保険は適用されないためそれぞれ数十万円かかる事が一般的です。そのため、全体の費用を合計すると100万円を超えることもあります。

不妊症や習慣流産で悩んでいる人にとって着床前診断は画期的な方法だと思いますが、誰もが受けられるものではないこと、費用が高額になること、また検査した受精卵で必ずしも妊娠出来るわけではないことを理解した上で担当医、また夫婦で十分話し合う事が必要なのだと思います。